ほぼ月第15弾!
ほぼ月とは、組合員のみなさんにもっと本を読んでもらいたい…!というC.C.S.書籍担当の想いから生まれた書籍紹介企画「ほぼ月イチ書籍紹介」の略称です。組合員による投票で決定したジャンルをもとに季節に合った本を紹介していきます。長期休業中は紹介しないため、「ほぼ」月となっております。
みなさん、こんにちは!4か月ぶりにWebほぼ月を再開いたします!楽しみにしていてくださった方々、お待たせいたしました😌
今回、11月のほぼ月として紹介する本は【幾千年の声を聴く】です。壮大な世界観、それでいて爽やかなSFファンタジーをどうぞご照覧ください🌞
では早速、ご紹介したいと思います!
『幾千年の声を聴く』青羽 悠
国の中心に巨大な木がそびえる世界。人々は枝の上に家を建て、集まりながら国をつくり、文明を築き上げた。しかし、他国から訪れた学者は気がつく。「こんなものは本来、地球に存在しえない」。これはいったい何なのか? 宗教の長となった少女、天文学に人生を捧げる青年、革命組織に身を置く男は考え、決断をする。数奇な運命に巻き込まれた人々の叡智と苦悩が積み重なり、やがて壮大な謎が解き明かされていく。これは力ではなく、知性で世界を変えようとした人たちの、幾千年の物語。
それでは担当の感想をご紹介します🌳
広大な土地に佇む一本の大きな木と、そこで起こる文明のお話です。章が進むごとに時代が大きく流れるため、各章で話のテイストが異なり、一冊でさまざまな感覚を楽しむことができます📚最後に明らかになる木の概要には驚きました!今までこのようなジャンルのお話をあまり読んでこなかったのですが、最後までワクワクしながら読めました。
〈共同教育学部1年 女子〉
初めは1章完結型なのかな?と思いながら読んでいましたが、読み進めるごとに謎が解けたり、繋がりが見えたりと面白い発見がありました。ファンタジーの世界観でも、どこか共感する部分がありました。幾千年にも及ぶダイナミックなお話です。
〈共同教育学部1年 女子〉
ファンタジー作品は多くの場合、人やモノの一生を追う内容になりがちですが、この本は「人類という種族」の栄枯を壮大なスケールで描写しています。初めはその大きさを掴むことに苦労しますが、最後にはある世界を遠くから見つめていたような不思議な感覚に襲われます。他の本では味わえない虚無感と充実感の両面を体験できる一冊です。
〈地域デザイン科学部1年 男子〉
最初にタイトルを見た時は自然の中で生きる話なのかなと思っていました。しかし、読み進めると共に物語の時代は進み、現代を超え近未来の世界になっても存在し続ける木の存在の招待を知りたくて一気に読んでしまいました。そんな魔力がこの本にはあると思います。
〈地域デザイン科学部2年 男子〉
子どもの頃と成長した今とでは世界の見え方が変わっていませんか?その見え方の違いに時の流れを実感します。私たち個人個人は大地を育む悠久の時の中では刹那的な存在ですが、種としての人類の系譜は確実に受け継がれてきています。雄大な世界と自分自身との存在の対比を迫ってくるような世界観は強烈で美しいです。
〈地域デザイン科学部2年 男子〉
いかがでしたか?
久しぶりのほぼ月になりますが、気が付けばあまりに寒すぎて秋とは思えない秋になりました。こんな時でも読書の秋を満喫したいあなたに是非オススメです。寒いときは家の外に出ようとせずに、部屋を暖かくしてこの本を読んでください!そうすればあなたも木の声が聞こえるようになると思います。あなたにも木の恵みがあらんことを。
それでは次回のほぼ月もお楽しみに✨
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