ほぼ月 第7弾!

ほぼ月とは、組合員のみなさんにもっと本を読んでもらいたい…!というC.C.S.書籍担当の思いから生まれた書籍紹介企画、「ほぼ月イチ書籍紹介」の略称です。組合員による投票で決定したジャンルをもとに季節にあった本を紹介していきます。長期休業中は紹介しないため、「ほぼ」月となっております。

みなさん、こんにちは!すっかり寒くなり、冬の兆しを感じますね。11月に読書の秋は適用されるのでしょうか?安心してください、私たちC.C.S.書籍担当が適用させてみせます。

ということで、今回、11月のほぼ月としてご紹介するのは『medium 霊媒探偵城塚翡翠』『52ヘルツのクジラたち』の2冊です。どちらも素晴らしい作品です。感想とともに、双方の魅力もお伝えします。それではいってみましょう!

「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてください」

城塚翡翠(じょうづかひすい)

まず1冊目にご紹介するのは『medium 霊媒探偵城塚翡翠』です。ミステリーに関する賞で5冠を達成しており、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位など数々の栄誉に輝いています。死者の言葉を伝えることができる城塚翡翠(じょうづかひすい)と推理作家である香月史郎(こうげつしろう)が、共に難事件解決に立ち向かいます。あらすじですらネタバレになってしまうほどの衝撃的な展開で、「全てが伏線」という謳い文句は伊達ではないです。

ここで書籍担当の感想をご紹介します。

推理作家の香月史郎と、「死者が死の直前に見た景色を見る」という超常の力を持つ城塚翡翠がタッグを組んで、数々の事件を解決していく話です、が…。想像していなかった衝撃の結末に最終章はページをめくる手が止まりませんでした!皆さんもミステリ作家であり、アマチュアマジシャンでもある著者の世界に浸ってみませんか?1ページ目から著者の罠が始まってますよ!!
農学部1年 女性

死者が見える霊媒の城塚翡翠、推理作家の香月四郎の2人が、翡翠の見た心霊を手がかりに様々な事件の解決に挑むミステリです!しかし、事件を解決して、めでたしめでたしで終わらないのがこの小説の凄いところ…。最後の一章で繰り広げられる怒涛の展開は、読み始めたらあっという間に時間が過ぎてしまいました!読み終えたあとのドキドキ感を、是非皆さんにも味わって欲しいです!                                       農学部1年 女性

いかかでしょうか?担当も「おすすめしたいけど、ネタバレになるから詳しく話せない…!」という、もどかしい感情に取り憑かれております。推理小説好きにも恋愛小説好きにもおすすめの本です。また、「invert 城塚翡翠倒叙集」という犯人の視点で描かれる続編も刊行されています。今作を読んだ方は、是非そちらも読んでみてください。

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