ほぼ月第13弾!
ほぼ月とは、組合員のみなさんにもっと本を読んでもらいたい…!というC.C.S.書籍担当の想いから生まれた書籍紹介企画「ほぼ月イチ書籍紹介」の略称です。組合員による投票で決定したジャンルをもとに季節に合った本を紹介していきます。長期休業中は紹介しないため、「ほぼ」月となっております。
みなさんこんにちは!そろそろ梅雨の時期が近づいてきましたね🌂
家で過ごす時間も多くなってくるこの時期、雨音を聞きながらゆったりと読書なんてどうでしょうか?
今回のほぼ月の本も、先月に引き続き、投票で決定いたしました!
三島由紀夫賞(4票)・このミステリーがすごい!(12票)・本屋大賞(7票)・直木賞(4票)ということで…
【このミステリーがすごい!】に決定しました~👏
投票へのご参加ありがとうございました😌
『このミステリーがすごい!』とは…?
宝島社のブックガイド『このミステリーがすごい!』から生まれたミステリー&エンターテインメントの新人賞。2002年の創設より、多くの人気作家と映像化作品を世に送り出している。
2021年度版より、今回ご紹介する本はこちらです!!
『蒼海館の殺人』阿津川 辰海
とある事件以来、学校に来なくなってしまった名探偵の葛城に会うために、学友の田所と三谷は彼の住む「青海館」を訪ねる。華々しい略歴をもつ葛城一家に歓迎され食卓を共に囲うも、団欒した光景の中にはどこか違和感があった。外は大雨、客室に泊まるよう勧められ、どこか不安を感じながら眠りについていたその時、突然スマホから洪水警報の音が鋭く鳴り響く。皆が部屋から出て互いの無事を確認するも、姿が見えない人が数人いる。彼らの安否を確かめに向かうも、そこで見つけたのは…。
それでは担当の感想をご紹介します🌊
未曾有の災害により危機に陥る状況と、綿密にねられた計画的殺人の2つが絡み合っていてとても面白かったです。偶然と必然を計画に組み込める犯人の狡猾さがすごいと思いました。
〈地域デザイン科学部2年 男子〉
複雑に絡まるトリックが常に自分の予想の一歩先を行く展開を紡ぎ出していて、本当に信じられるのは何なのか分からなくなり、恐る恐るページをめくっていました。僅かな綻びから手繰り寄せるように真実に近づいていくその緊迫感に圧倒されます!散りばめられた全てのピースがつながった時、あなたもきっと裏切られると思います…!
〈地域デザイン科学部2年 男子〉
名探偵である高校生の少年と助手である少年の苦悩と成長と友情の物語としては面白かった。特に家族との向き合い方や探偵というものの初心を思い出していく様子は、青春と思春期を生きる少年らしさがあり、その視点で見ると新たな面白さを発見することが出来た。兄弟のいる身からすると主人公と上の兄との関係が、言動が時に体格差や発達差によって悪い方に転ぶ現象を見て考えることも多かった。家族と向き合うのは大変なことで、それでも主人公は向き合った姿を第三者視点で楽しく見ることが出来た。ただ、思ったよりも2重3重の伏線でこんがらがったり、かと思えば、謎っぽい伏線じゃないものがあったりと、読んでいて面白い一冊であるのでぜひ手に取ってみてみてください!
〈共同教育学部3年 女子〉
連続殺人と自然災害、どちらに注目しても命が危ない…そのような内容で、これまで読んだ作品の中で一番ハラハラ・ドキドキが止まりませんでした!決して普通とは言えない一族の繋がり、そして本当に助かるのだろうかという恐怖、1ミリも疑っていなかった犯人に対する驚き、が高まるにつれて、どんどん引き込まれていきました。時系列にそって謎が解明されていく感覚はこの作品ならではだなと思いました!鼓動が聞こえてきそうなくらいのスリルを味わいたい人におすすめしたいです!
〈農学部3年 女子〉
いかがでしたか?
読書を初めてみたいけど、どんな本から読めばいいかわからない、という方もいるのではないでしょうか。そんな時は今回投票のジャンルに出したような、受賞作から選んでみるのも面白いと思います!今回ご紹介した「蒼海館の殺人」を面白いと思っていただいた方は、関連作品の「紅蓮館の殺人」も重厚なミステリー作品となっていてオススメです🔥
それでは、次回のほぼ月もお楽しみに✨
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