ほぼ月第9弾!

ほぼ月とは、組合員のみなさんにもっと本を読んでもらいたい…!というC.C.S.書籍担当の想いから生まれた書籍紹介企画「ほぼ月イチ書籍紹介」の略称です。組合員による投票で決定したジャンルをもとに季節に合った本を紹介していきます。長期休業中は紹介しないため、「ほぼ」月となっております。

みなさんこんにちは!9か月ぶりにWebほぼ月を再開いたします!楽しみにしてくださっていた方々お待たせいたしました😌
今回は私たち書籍担当が読書の秋である今読んでほしい本を厳選しました。懐かしい高校生時代を思い出せるこんな青春小説はいかがですか…?

夜のピクニック 恩田 陸

この小説に出てくる北高には修学旅行がありません。その代わりに少し変わった学校行事があります。その名も「歩行祭」。歩くお祭り??そう思った方も多いのではないのでしょうか。この歩行祭、内容が全然ピクニックではないのです!!なんと朝の8時から翌朝の8時までその距離80キロを歩くというこの行事、夜中にたった数時間の仮眠を挟んで生徒たちはひたすら歩きます。学生どうしの何気ない会話、こういった行事の時だからこそできる特別な会話がリアルに描かれている作品です!
それでは担当の感想をご紹介します🤲

私は正直に言うと、感想として何を書こうか考えるのも忘れるほどに物語の世界に没頭し、ページをめくっていました(笑)子供以上大人未満の高校生たちのやり取りを通して、あなたもきっと青春を感じることができるはずです。
私が考えるこの物語のキーワードは「おせっかい」「葉書」「ベイベー」の3つです。どういうこと?と思うかもしれませんが読んでいけばきっと共感していただけるはず。
ぜひ「夜のピクニック」を読んでみてください!
〈工学部1年 男子〉

複雑な事情が絡み合う高校生たちがそれぞれの思いを胸に歩く3年最後の行事の歩行祭。彼と彼女の抱える混雑した感情が解きほぐされていく過程が面白かった。
〈地域デザイン科学部1年 男子〉

高校生ならではの爽やかさ、真っ直ぐさと、その裏に見え隠れするドロドロとした部分が文章の中にとても丁寧に折り重ねられていて、読んでいくうちに、この「歩行祭」の創り出す雰囲気の中にどんどん引き込まれていきました。登場人物たちも一人一人個性が光っていて、とても魅力的です。特に戸田忍くんの語る人生観がとても素敵で、深く印象に残っています。彼らの青春を追体験しているかのような感覚をぜひ味わってみて下さい!
〈地域デザイン科学部1年 男子〉

歩行祭という行事が舞台のこの作品、題名を見て、夜にピクニックだなんてどこに行くんだろう?何が起こるんだろう?そう思っていましたがそれは想像以上に過酷なピクニックでした。読みながら、なんて無謀な行事なんだ…と何度も思いました。ですが、歩きながら繰り広げられる会話は、家族のこと、受験のこと、友人関係のこと、様々なことに悩む高校3年生によるもので、どこか共感でき、心が温まります!特定の1人ではなく、登場人物それぞれの描写を楽しむことができるところも面白かったです!
〈農学部2年 女子〉

いかがでしたか?様々な登場人物の視点から描かれているので、読んだ人によって違った感情が芽生えると思います🌱
『日常生活は、意外に細々としたスケジュールに区切られていて、雑念が入らないようになっている。』これはこの小説の中にある一文です。皆さんもスケジュールに区切られている世界から少し飛び出して、彼らとともに歩行祭を楽しんでみてはいかがでしょうか?
次回のほぼ月もおたのしみに✨

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