ほぼ月第14弾!
ほぼ月とは、組合員のみなさんにもっと本を読んでもらいたい…!というC.C.S.書籍担当の想いから生まれた書籍紹介企画「ほぼ月イチ書籍紹介」の略称です。組合員による投票で決定したジャンルをもとに季節に合った本を紹介していきます。長期休業中は紹介しないため、「ほぼ」月となっております。
みなさんこんにちは!じりじりと照り付ける陽光が眩しいですね🌞
融けてしまいそうなほど暑いこんな日は、エアコンの効いた部屋で読書をするに限ります📚
今回のほぼ月は担当が選出した書籍の中から、投票で本を選んでいただきました。
キャッチャー・イン・ザ・ライ(8票)・この恋は世界でいちばん美しい雨(10票)
・あの夏が飽和する(9票)・ガーンズバック変換(5票)ということで…、
【この恋は世界でいちばん美しい雨】に決定しました~🎉
投票へのご参加ありがとうございました😌
では早速、ご紹介したいと思います!!
『この恋は世界でいちばん美しい雨』宇山 佳佑
駆け出し建築家の雨宮誠とカフェ店員の相澤日菜。雨がきっかけで恋に落ちた2人は、鎌倉の古民家で同棲している。経済的にはなかなか苦しい生活でも、心はお互いへの愛でとても満たされていた。夢のために力を合わせて生活していたある日、2人は事故で瀕死の重傷を負ってしまう。死の淵に瀕したその時、「案内人」を名乗る男女が現れる。「案内人」がもたらした「奇跡」によって、誠と日菜は生き返るが、それは愛し合う2人にとってあまりに残酷な「奇跡」だった…。
それでは担当の感想をご紹介します☔
この小説に出会えて本当に良かったと思いました。結末は悲しかったし、読んでいて苦しくもなりましたが悲しいだけではありませんでした。悲しみの中にも暖かさがあって読後は本当にいろいろな人にとって読むべき本だと感じました。
〈地域デザイン科学部2年 男子〉
初めのうちはあんなに幸せオーラでいっぱいだったのに、事故が起きてからは、幸せを感じることでむしろ2人の心が擦り減っていく様子が痛ましくて、心が苦しくなりました。
大切な人を想う、その気持ちの危うさや尊さが胸を締め付けてきます。苦悩しながらも少しづつお互いと向き合い直し、何度も後悔を重ね、それでも未来を見つめて進み続ける姿は儚く、眩いです。
〈地域デザイン科学部2年 男子〉
このお話は、相手を大切にするとは何かを考えられる悲しくも温かい1冊!事故で瀕死の恋人同士が、ライフシェアリングに選ばれ、20年を分け合いながら、乗り越えていく話は奇跡でもあり、残酷なようにも思えました。
「ありがとう」も「ごめんなさい」も大切な事なのに、口に出していなかったり気がついていなかったりして、伝えてないことが多い。それでも、自分の気持ちを伝える事、そしてだれかを大切に思う気持ちを大切にしたいですね💕
もし、あなたの大切な人と命をシェアリングできるとしたら、自分の命に代えてでも相手に生きてほしいと願うだろうか。そんなことを考えさせられる本になっています☺
〈共同教育学部3年 女子〉
誠と日菜のお互いを深く愛し合うところに最初はキュンとしつつも、後半はそんな2人であるが故にハラハラしました。
仲睦まじい日常を送っていたのに、ある出来事をきっかけに行動も、思いやる気持ちも全てすれ違うようになってしまい、読んでいて、「なんともどかしいんだ…」と何度も思いました。
そういったすれ違いがあったからこそ最後の2人の選択は感動です✨
そして、内容の美しさはもちろん、出てくる日本語の美しさもおすすめポイントです!!
〈農学部3年 女子〉
いかがでしたか?
梅雨の時期にはジメジメとして嫌だなと感じていた雨も、この物語を読むと見方が変わるのではないでしょうか。そろそろ夏休みも近づいてきましたが、みなさんはどう過ごされる予定ですか?普段忙しくて本を読む時間がないという方でも、じっくりと本の世界を楽しめるかと思います!特に予定が決まっていないという方も、ぜひ読書習慣を作ってみてはいかがでしょうか🎐
それでは次回のほぼ月もお楽しみに✨
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