ほぼ月 第弐弾!

ほぼ月とは、C.C.S.書籍担当の組合員のみなさんにもっと本を読んでもらいたい…!と言う思いから生まれた書籍紹介企画、「ほぼ月イチ書籍紹介」の略称です。組合員さんによる投票で決定したジャンルをもとに季節にあった本を紹介していきます。長期休業中は紹介しないため、「ほぼ」月となっております。

                   

さあ、この電車に乗りましょう。楽しい出逢いに満ちた阪急電車に!

えんじ色の車体にレトロな内装が個性的な車両が特徴の今津線。宝塚駅から西宮北口駅までの往復30分がつくる物語。思いがけない人との出会いが恋の始まりに…

    

今月紹介する本は、小説「恋愛」ジャンルより、有川浩さんの『阪急電車』です!阪急電車に乗り合わせた乗客たちによってつくられる物語。人の言葉が人の行動を変える、そんな素敵な出会いを味わうことができます。皆さんも阪急電車に乗ったつもりになって、素敵な出会いを味わってみてはいかがでしょうか?

  

実際に『阪急電車』を読んでみて、、、

━皆さんは、電車に乗るとき何をしていますか?恐らく、周りの人に注目している人は少ないのではないでしょうか?しかし、電車に乗る人々には一人ひとりに異なるストーリーがあります。この本は、電車を利用する人々の多様性、個々のストーリーを感じさせてくれる、そんな作品です。気が向いたら、耳にはめているイヤホンをはずして、周りの人の会話に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?     (教育学部 3年)   

━日々の通勤・通学、休日のお出かけ、デート、出張、、、、電車を利用する目的は様々であり、人によって異なるだろう。そして乗客はみな、駅で降車していく赤の他人のその後の様子など知り得ない。『阪急電車』では、その降車していく他人の”続き”を眺めているようだった。本作品は、阪急今津線を利用する色々な人物の視点から成り立つ短編集。しかし、それぞれの物語は独立したものではなく、少しずつつながっている。各話の登場人物が、『阪急電車』で出会う他人との関わりを通して、自身の心境の変化を経験したり、悩みを乗り越えたりして成長していく点が印象的であった。日常風景での些細な出会い。それが私自身を大きく変えるきっかけになるかもしれないと考えると、日々の生活が楽しく思えてくる。 (地域デザイン科学部 2年)

━阪急電車の乗客たちはどこか身近で、私たちの日常生活から切り取られたようなささやかでどこか優しい物語が印象的でした。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々を、みなさんもぜひ体験してみてください。 (国際学部 1年) 

━阪急電車に乗り合わせた人々が紡ぐ物語は、奇跡的な出来事の様にも日常的でありありふれた出来事の様にも捉えることができます。そういった些細な事象の積み重ねが、恋愛や人間関係をつくりだしているのだと気付かされました。人それぞれの物語があることを感じることができる『阪急電車』、ご一読あれ! (農学部 1年)

━阪急電車の乗客には、恋愛に関する様々な悩みを抱えた人がいます。そして、その悩みは同じ阪急電車に乗り合わせている他の乗客によって解消されることも、、、 人を思う気持ち、人との関わり方、本当の愛ってなんだろう、といったことについて考えさせられる、そんな一冊になっています。 (共同教育学部 1年)

                

さて、今回紹介した『阪急電車』は10年前に映画化されています。書籍を読む前もしくは読んだ後に、ぜひこちらの映画も見てみてください!映画を見ることによって、新たな発見がみつかるといいですね。

また、『阪急電車』の作者である有川浩さんの作品には『植物図鑑』や『図書館戦争』など様々な著書があります!

                   

                                     

さて、今回のほぼ月では有川浩さんの小説『阪急電車』を紹介してきました。皆さんもぜひ手に取って読んでみてください!

次回のほぼ月もお楽しみに!!

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